大過去のif

ありえないifの最終版がありえない過去を表す仮定法のifです。 このifも特殊な
形をとり、if節にhad P.P.、カンマ以降に助動詞の過去 have P.P.をとります。P.P.
とは過去分詞のことです。この形をとり、事実とは違う過去を表すことができます。

ミスも頻発する仮定法ですので、十分注意しましょう。形も仮定法は様々でその形によってもまた意味が変わってきます。 ちょっとミスが大きなミスになりがちですので、一つずつしっかりと形をマスターしましょう。

英語にはifを使わずに大過去やありえない現在を表す方法もあります。 日本語でも「もし~だったら」の部分を特にいう必要がないので、省くように if部分を省略してカンマ以降だけで文章を作ることもできます。



A: If I had bought a new house, I would have gone personal bankruptcy.
B: Right...

I but a new house / I will go personal bankruptcy

1.I miss the last train, I will stay at a tube hotel 2.I know it, I can warn him in advance 3.He quits his work, I will have a big trouble 4.She reads that article, she will get mad 5.I tell him about that, he may lose his confidence 6.She talks with him, they will have a quarrel

Practice

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桑本:今日はifのありえない/事実と違う過去です。 まずはテキストの例題をみてみましょう。

A: If I had bought a new house, I would have gone personal bankruptcy.
B: Right...


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後遺障害


涼太:前回とちょっとまた違いますね。。。ifの中がhad boughtで後ろがwould have goneって。。

桑本:はい。そこが今回の違いです。 前回はありえない現在をやりました。今回は事実と違う過去をやります。 日本語で「あの時~してたら、~なってたのに」と実際にはそうでない過去を 振り返ってよく話しをしますよね。あれです。

涼太:なんか、このありえないifは会話では出てこないってよく聞きますけど??

桑本:出てきますよ。私が外人のツレを話しをする時に聞くこともありますし、 映画などでもでてますよ。それは「使わない」じゃなくて、頻度が多くはない、ということです。

でも、これを使わないといけないことも、もちろんありますし、 知らないと全く使えないので、相手に誤解を与える元です。 それでは、話になりませんのでしっかり押さえておきましょう。 相手に誤解を特に与えやすいもの、間違いやすい頻度が高いもの、というのはかなり注意をする必要があります。 例えばaがつく、つかないというだけで意味が変わってしまうような、数えない名詞などは意味が変わるものが かなり多くありますので特に注意が必要です。

でも、本当に会話で必要ないものに関してはテキストでも取り上げませんので、 心配いりませんよ。

涼太:なるほど。。それもそうですね。では気合をいれなおして覚えます(笑) こんなに覚えることがあるなんて、大変そうですが、楽しみでもありますよ!

桑本:はい、それでは作り方を見てみましょう。

If I had bought a new house, I would have gone personal bankruptcy.
had + P.P. 助動詞過去+have+P.P.

となります。 If説はhad P.P.でカンマ以降を助動詞過去、have P.P.にして完了です。 ありえない過去は必ずこの形です。

例題の意味は「もし家を買っていたら(買ってない)、自己破産していただろう(してない)」 と両方とも事実と違うありえない過去のことですね。

さて、テキストをみてみましょう。

A: If I had bought a new house, I would have gone personal bankruptcy.
B: Right...

I but a new house / I will go personal bankruptcy

まずif説「もし~だったら」の部分が現在形であるので、これをhad P.P.にします。 次にスラッシュ以降に「~だった」の部分があるので、ここは助動詞過去+have+P.P. にして下さい。よい英会話学校 でも教える文法です。

それでは1番からいってみましょう!

<上のやりかたで練習問題の、1~6を変形させましょう。解答は下をどうぞ。>

涼太:If I had missed the last train, I would have stayed at a tube hotel.

桑本:正解。「もし終電に乗り遅れていたら(遅れてない)、カプセルホテルに泊まっていただろう (泊まっていない)」ですね。 それでは2番は?

涼太:If I had known it, I could have warned him in advance.

桑本:正解。「もしそのことを知っていたら(知らなかった)、彼に前もって警告できたのに (できなかった)」ですね。

涼太:could haveは「~しようと思えばできたがやらなか った/~した可能性がある」でしたよね? ここではちょっと意味が違いますね。。。 助動詞が代わっただけで意味がまた変わるんですね。一つ一つ覚えるのはちょっと 大変そうですね。元の助動詞の意味から離れているのもあるし。。

桑本:ありえない過去のifで使う、助動詞+have.+P.P.は別物だと分けて覚えて おきましょう。Ifの場合は単に現在で表した時の助動詞を過去にしてhave + P.P. と付け足す! と覚えておきましょう。

それでは3番は?

涼太:If he had quit his work, I would have had a big trouble.

桑本:正解。「もし彼が仕事を辞めていたら(辞めてない)、えらいことになっていただろう (なってない)」ですね。それでは4番は?

涼太:If she had read that article, she would have got mad.

桑本:OKです。「彼女がその記事を読んでいたら(読んでない)、めちゃ怒ってただろう (怒ってない)」です。madは「怒った」という意味です。 それでは5番は?

涼太:If I had told him about that, he might have lost his confidence.

桑本:正解。「もし彼にそのことを言っていたら(言ってない)、彼は自信を失っていたかもしれない(失ってない)」です。それでは最後は?

涼太:If she had talked with him, they would have had a quarrel.

桑本:正解!「彼女が彼と話しをしていたら(してない)、ケンカしていただろう(してない)」 ですね。quarrelは口論程度のケンカ、fightはヤカンが飛んだり、手が出るケンカですね。

それでは今度は私が日本語で問題を言いますので英語にしてみて下さいね。

<上のやりかたで練習問題の、1~6を変形させましょう。解答は下をどうぞ。>

問題
1.彼女のことをもっと知っていれば、あんなことは言わなかったのに
2.彼がうちの部署に配属されていたら、彼女は会社を辞めていただろう(配属する⇒transfer)
3.彼女ともっと早く出会っていれば、彼女と結婚していただろう
4.医者にかかっていなかったら、死んでいたところだ

解答
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涼太:If I had known her more, I wouldn't have told her something like that.

桑本:正解。細かいところもよくできました。 「もっと知ってれば」なので、moreを、「あんなこと」はsomething like that. ですね。いきなりカンマ以降が否定の問題だったんですが、きっちり正解しました。

涼太:一瞬would haven'tかなって思ったんですが。。

桑本:このhaveにはnotは付かないんです。つけるのはwouldの部分なので正解でした。 ちなみに、something like that.は一発表現で「そんなもんだよ」という意味にもなります。

「ハマチってカンパチみたいなもの?」 「そんなもんだよ」みたいな会話で使います。よく使いますので合わせて覚えて おきましょう。

涼太:ちなみについでですけど。。「なんとなく」って何て言うんですか?

桑本:Just because.と言います。これも一発表現です。 「なんで彼と付き合ってんの?」「なんとなく~」って感じです(笑)

涼太:これ、簡単だから覚えました!有難うございます。

桑本:それでは2番は?

涼太:If he had been transferred to this department, she would have quit our company.

桑本:正解。前半を受身にするのを忘れませんでしたね。 transferは「~を配属させる」。彼は配属させられる側ですので受身です。 He is transferred.のisをhaveの後ろなのでbeenに変えますね。

それでは3番は?

涼太:If I had met her earlier, I would have married her.

桑本:正解!「もっと早く」なので、earlyを比較級にします。

涼太:marryって前置詞はなしでよかったですか?

桑本:marry 人、の場合はいりません。get marriedとgetを使う場合はtoがいります。 I got married to her. 意味的に前者も後者も違いはありません。 それでは4番は?

涼太:If I hadn't seen a doctor, I would have died.

桑本:正解。これは前半部分が「医者にかかっていなかったら」と、否定ですね。 なのでhadにnotをつけます。

はい、今日もよくできました!!

涼太:ちょっと復習していて質問なんですが。。。いいですか?

桑本:はい。いいですよ。

涼太:2つあるんですけど。。 まず、前回はありえない現在でifの中もカンマ以降もありえない現在。今日は両方とも ありえない過去ですよね?

これが重なることはないんですか? 「もし株を買っていたら(事実と違う過去)、今頃金持ちだ!(事実と違う現在)」 みたいに。

涼太:別回でやろうと思っていたのですが。。。するどいですね。 それでは今説明しますね。まず、この形はありえます。 どんな風にするかは、前回と今回の内容をミックスさせればいいんです。 つまり、前半をありえない過去、後半を前回のありえない現在にします。

涼太:じゃあ。。。If I had bought the stock, I would be rich now.

桑本:正解~!!「もし株を買っていたら」は事実と違う過去、なので、had P.P.で If I had bought the stockです。後ろは「今頃金持ちだ」と事実と違う現在ですね。 事実と違う現在のカンマ以降は助動詞過去+原形。なので、I would be richです。

涼太:謎がひとつ解けました(笑)じゃあ、次の質問なんですけど。。。 ありえる話をする時に「もし彼が10時の電車に乗っていたら、12時には梅田につくだろう」 みたいな時は?彼を梅田で待っていて、今が11時だとすると、前半は過去ですよね。 話しをしている人は「彼が10時の電車にのっていたら」を十分あり得ることとして 話している場合はどうするんですか?

桑本:この場合は両方とも素直に時制を合わせます。 前半は今の11時から考えると過去、なので、If he took the train at ten. 後半は「12時には梅田に着くだろう」と未来ですね。なので、he will get to Umeda by twelve.

合わせると、If he took the train at ten, he will get to Umeda by twelve.

涼太:え~!!でも、それだとifの中が過去になってるから、ありえない現在と同じ じゃないですか?どうやって見分けるんですか?

桑本:if節の中だけでは見分けられません。見分けるポイントはカンマ以降。 ありえない現在はカンマ以降は助動詞の過去+原形ですね。 でも、今いった形は助動詞は原形です。

ここからそのifの文章がありえない現在なのか、ありえる過去なのか判断します。

涼太:そう見ればいいのか。。。でもありえる過去のifは結構簡単ですね。 ダイレクトに前半も後半も時制を合わせるだけだし。。 見分ける時だけ注意します!有難うございました~!!

桑本:いえいえ、何でも質問をぶつけて下さいね。

それではスッキリしたところで本日はここまでです(笑) 次回は「状態の変化を表す come to/get」です。 それではお疲れ様でした。

この仮定法のifに関しては時制がクロスすることがあります。これはif節が ありえない過去で、カンマ以降はありえない現在という場合です。仮定法は 常に、if説前後の時制があっているわけではりません。クロスしてしまうこと もあるので、形に気をつけましょう。クロスすると相手に意味を勘違いされたり通じなかったりすることがあるので、 しっかり復習しましょうね。 なれるまではとにかくゆっくりと英文を考えることです。しっかり考えればミスも減りますので、誤解も 減ってきますよ。